「オーロラ (4)」
【撮影データ】
ペンタックス*ist / シグマ・アスフェリカル14mm f2.8解放 / ISO400-800相当 / 15-30秒露光
Fuji FinePix S2-Pro / シグマ・アスフェリカル14mm f2.8-3.5 / ISO400-800相当 / 15-30秒露光
いずれもカメラ本体のインターフェイスによるノイズリダクション機能ON / 撮影後の画像処理なし
撮影地 :北部スウェーデン イェリバーレ郊外 / 撮影;C.Tanaka
   
帰り道のオーロラ
オーロラは基本的には、晴れていれば一晩中見えています。その中で一晩に何度か爆発的に輝度を増し形も変化させる現象があります。これをブレイクアウトというのですが、これはいつやってくるか予測はできません。この日も観望を終えた帰りの車の中から、この現象に気づきました。

激しく形を変えるオーロラ
通常オーロラは形の変化が非常に緩慢なのですが、ブレイクアウト中は明るさも形も激しく変化します。あわてて三脚を構えて、夢中でシャッターを押します。

渦を巻くオーロラ
時にオーロラは渦を巻くような動きも見せます。今回は写真のピント合わせをかなり研究しました。カメラとレンズの相性で、∞に合わせても必ずしもピントが合わないのです。この写真はピンボケおように見えますが、オーロラがぼやけているのは動きがありからで、星にはピントが合っています。

カーテン状のオーロラ
こうなるとブレイクアウトのクライマックスが近い証拠です。太陽風エネルギーが大気上層部の1つの線上に集中し、美しいカーテンを作るのです。旅行者でこの姿に出会えるのは幸運なことです。

ゆらめくオーロラ
一般に「オーロラ」と聞いて想像するのはこういう姿でしょう。カーテンを揺らしたように静かに動き、まさしくオーロラという感じの美しい光景でした。

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