キルナからアビスコへ
スウェーデンの北部は、非常に人口密度の低い地域ですが、キルナから先はとりわけ人の気配のしない場所です。北へ進むにつれ、雪を残した山が迫ってきます。
トーネトレスク
やがて大きな湖が見えてきます。これはトーネトレスクという氷河が作った湖で、幅は10キロほどですが、長さは100キロ近くある、長細いものです。対岸の山はノルウェー国境の山々です。
なつかしのアビスコ
キルナから90キロ、ゆっくり走っても1時間ちょっとでアビスコです。なつかしいまちなみと、黄色い壁のホテルが遠くに見えてきました。
黄色いホテル
いよいよホテルの前まで来ました。うれしくてドキドキしました。ここはスウェーデンで最北の大きなスーパーマーケット(ICAラポーテン)があるので、キャンピングカーの人たちが、山のように食材を買っていきます。この日もキャンピングカーで一杯でした。前方のどっしりした山は、スロッタチョッカ(スロッタトゥヨッカとも発音します)山です。
日本からの手紙
このホテルにはフロントがありません。ICA(スーパーマーケット)が経営しているので、ICAのレジでチェックインします。自分の部屋に行くと、驚いたことに日本からの手紙が貼ってありました。外国で旅行中に手紙を受け取るというのは、とても嬉しいことです。
ホテルの部屋からの眺め
ここに泊まるのも3度目で、すでに常連です。マネージャーで友人のモニカさんの計らいで、一番景色のいい部屋が用意されていました。北側の窓からは、湖と国境の山、そして夜中の太陽が見えます。冬はこの窓からオーロラを見ました。
夏のラポーテン
ホテルの南側のテラスからはラポーテンが一望できます。ラポーテンはスウェーデンでも有名な山で、その美しいU字谷の地形は、北極圏の象徴的な存在です。