コテージをあとに
いよいよドゥンドレドを離れる日がきました。荷物をまとめたら、来た時の倍以上の量になってしまいました。何か住み慣れた家を離れるようで、寂しい気持ちでした。
コテージ73番
これがお気に入りの73番コテージです。二階建てで、テラスからドゥンドレッド山が正面に見えるからです。朝起きたら、いつの間にかカローラがボルボに変わっていました。きっとハーツのオジサン(カーネル・サンダース氏)のしわざでしょう。
さらばソゥンドレッド山
帰りに湖畔からもう一度山を見に行きました。穏やかな山容の緑美しい山です。
イェリバーレの街にて
このあたりでは街の中に湖が点在するのはごく当たり前です。パーキングには花が飾ってあったり、釣りのできるデッキがあったりします。
キルナへの国道
イェリバーレを発ってからは、国道45号線(国際E10号線)をひたすら北上します。途中スカウロ、スバッパバーラなど、いくつかの村を通ります。このあたりの地名標識は2段に表示されています。上段がスウェーデン語表記、下段はサーメ語の表記です。読み方もまるでちがい、サーメ語では「サブディヤーブリ」となります。サーメはこのあたりにもともと住んでいた北方民族で、「ラップ人」とも呼ばれますが、これは「追われる者」といった意味があり、この呼ばれ方を嫌います。
美しの湖
国道の脇に絵のように美しい湖と、古いボートがありました。私が以前描いた絵の構図にあまりに似ているので、この風景が何カ所かあると錯覚したほどです。奥に小屋があって、人がいたので話したら、「この湖は私のだ。あと3つ持っている。でも自由に使っていいよ。」と驚くべきことを、「おはよう、朝飯はパンとウィンナーだよ」と同じ調子で言います。さすが「自然共有権」の根付いた国です。