壮絶な蒼氷
翌日はノルウェーのフィヨルドを見にドライブしました。道ばたにはすごい氷の滝が何カ所も見られました。気温は零下30度程度でした。
Blue ice at the wayside
ラポーテン遠景
途中振り返ると美しいラポーテンが見えました。左側の雪原は、凍った湖Tornetraskです。手前の木がいいアクセントになり、絵画的構図の写真が撮れました。
The distant view of Lapporten with Lake Tornetrask
氷食地形をゆく
このあたりはスウェーデンでも最も広漠とした景観です。イェリバーレ付近では当たり前だった針葉樹は姿を消し、矮性化した広葉樹が少し生えています。左右に氷河の削った凄まじい壁が迫ってきます。地球を旅していると実感しました。
The landform of the glacier
スウェーデン最北の駅
付近に人家はありませんが、立派な駅です。こんな大きな建物なのは、鉄道の変電所を兼ねているからです。待合室は暖房がきいて、水道からはお湯も出たので驚きました。(フィヨルド観光のトイレ休憩に最適)
The station in the most north of Sweden
スウェーデン・ノルウェー国境
スカンジナビア山脈を越えるところが国境です。一応税関があって、係員もいますが、普通の旅行者はパスポートチェックや荷物検査はありません。私は7年前にはじめて通った時は、何かの料金所かと思いました。日本人にとって陸路で国境を越えるのは、珍しい体験です。
The border in Sweden and Norway
ノルウェーに到着
無事(???)国境を越えて、ノルウェー側 に入ったところです。ちょっと記念撮影をしましょう。
We entered Norway beyond the border.
美しいフィヨルド
国境を越えて30分ほどでフィヨルドが見えます。地図で見ると、ノルウェー北部は本当に細長く描いてありますが、実際に30分で横切れる距離です。暖流の影響でフィヨルドの海は凍らず、気温も零下10度程度です。木々にも樹氷は見られません。
The beautiful fiord
フィヨルドの「海岸」にて
フィヨルドの景観の特徴は「山の中に突然海がある」ことです。どうしてもこれが海とは信じられず、海岸まで降りると確かに塩からいし、海藻も見られます。地球の不思議な景観です。
At the seashore on the fiord
「さびしさの山」
確かにムーミン谷のおさびし山によく似ています。
"Deserted mountains"
ノルウェーの民家の前で
いくつかの民家があつまった集落には、こういうかわいらしいポストがあります。こういう場所は大抵バス停を兼ねています。
The mailboxes of the Norwegian house
フィヨルドの海岸線
アビスコから約70キロ。アビスコから見ればキルナよりもノルウェ−のほうが近いことになります。
The coastline on the fiord