スキヨメン・フィヨルド
スウェーデンの官製地形図(25万分の1)はノルウェー沿岸部までカバーしているので、非常に役立ちました。地図で見るとナルビクの南側に「いかに
山の中の灯台
フィヨルドという地形は「山の中に海がある」という特殊なものです。海ですから、岬には灯台があります。山の中の灯台というのは、とても不思議な眺めです。
スキヨメン・フィヨルドの再奥部
スキヨメン・フィヨルドは、ノルウェーのフィヨルドの中ではごく小規模なものです。それでも湾口から最奥部までは30キロもあり、山の奥深くまで海水が入り込んでいます。一番奥の集落はエルベガードといい、その奥はスウェーデンの国境までU字谷が続いています。
ソール・スキヨメン・フィヨルド
スキヨメン・フィヨルドの更に枝湾がこのフィヨルドです。本湾よりも更に等高線が混み合っていて、すごいところだろうなと想像していましたが、果たして息を飲むような景観でした。道も崖にへばりつくような場所の連続で、狭い場所では対向車とすれ違えません。
切り立った山
広角レンズで撮影しているので実感が伝わりませんが、実景では、ほとんど90度見上げるような山でした。フィヨルドの奥は、ほとんど平地がないので、要するに対岸の山を遠望できる場所がないのです。山頂には氷河が見えます。
絶壁の上の氷河
フィヨルドの上に切り立った絶壁の上には氷河が見えます。フロスティーセン氷河といって、写真では一部しか見えませんが、この絶壁の上はテーブル状の台地で、そこに氷床が広がっています。
ソール・スキヨメン・フィヨルドの最奥部
ここは街や港からも遠く、公共の交通手段もありません。ボート小屋におじさんがいたので、「ヘイ!」と言ったら、非常にびっくりして「ここに来た中国人はお前がはじめてだ」と言われました。それはともかく、対岸の山がこれほどきれいに映る「海」というのはあり得るでしょうか??