スウェーデン・ノルウェー国境
山脈の鞍部にある国境です。フィンランドの国境と同じで、一般のツーリストは何もチェックはありません。ノルウェーは物価が高いので、ノルウェー側からスウェーデンのスーパーに買い物に来る車が、多く通過します。
ノルウェー到着
何もチェックがないので、あまり国境を通過したという実感が湧きません。Kong Olavsというのは、きれいな湖のある景勝地です。
国境付近の別荘地
国境を越えると、かなり大規模な別荘地に入ります。スカンジナビア半島特有の変成岩(主として片磨岩)の荒涼とした大地に、小さな山小屋が何百も建っています。
フィヨルドが見えます
国境を越えて、ほんの20分ほどで、このような景色が見えます。はじめての人はきっと湖と思うでしょうが、これは海です。地図で見るとわかりますが、ノルウェーという国は南北は非常に長いですが、東西は痩せていて、国境からわずか30分で横切ってしまうのです。
国道の分岐点
更に進むと、国道E10号とE6号の分岐点に来ます。EというのはヨーロッパのEで、国境を越えて走る、国際道路のことです。左折するとナルビク、トロンハイム、右折するとフィヨルドの美しいアルタ、そしてロフォーテン諸島です。2005年にロフォーテン諸島に行く橋が完成するので、今回は左折、次回は右折します。
フィヨルドをまたぐ吊り橋
フィヨルド(ノルウェー語では「フィヨルデン」)というのは、「内陸まで深く入り込んだ海」という意味です。船にとっては都合のいい地形ですが、自動車道にとっては厄介な地形です。橋を造らないと、ずっと奥の入江まで何十キロも迂回しないといけません。そこでフィヨルドの湾口に吊り橋をかけているのです。
吊り橋上からの景観
おかげでツーリストはフィヨルドの真上から美しい景観を見ることができます。これはベルス・フィヨルドの枝湾のロンバクス・ボトゥンです。もちろん海です、念のため。左側の岩山は、ナルビクのシンボルファガーネス山です。