北極圏旅行記 2001
「オーロラ観望の方法」

ここでは服装と時間について経験則からお話しましょう。

氷点下30度以下を覚悟して、服装は念入りに。私の場合、オーロラの観望・撮影は次のようなものを身につけます。
・下着(通常の下着の上に遠赤外線下着)
・通常の靴下+ウール靴下+スノーブーツ
・トレーナー+セーター+防寒ジャケット(シンサレート製)
・ズボン+オーバーズボン
・耳のかくれる帽子+ジャンバーのフード
・防寒手袋。他にホカロン数個。マフラー、マスクは有効です。



オーロラが出はじめるのは経験則から、午後8〜9時頃が多いようです。最初はこのようなボーッとした光芒です。



このように美しいピークを迎えるのは、出現後1時間くらいかかることが多いようです。一度衰弱してもまた成長することもありますので、あきらめずに。また、雲っていても雲間から見えることもありますので、これもあきらめずに。午前0時〜1時でだいたいピークは過ぎ、消えてゆきます。


雲間に見えたオーロラ。曇っていてもあきらめずに。北の空に雲の切れ目があれば、観望チャンスはあります。


観測風景。オーロラはこの写真のオリオン座の正反対に見えます。



ではみなさんも、すばらしいオーロラとの出会いを実現してください。