北極圏旅行記 2001
「オーロラの連続写真」

オーロラが見え始めてから、どのように変化するかを、同じ場所で撮影してみました。今後ご覧になる方には参考に、予定のない方は、せめて観望気分を味わってください。動画に合成したものも用意しました。
2000,12,31 北極圏 Porjus にて撮影 (撮影;C.Tanaka)
動画(GIFアニメ、約200KB)


北の空に虹のような形のアーチ状のオーロラが現れます。極めてボーッとした光芒で、最初は雲と見分けがつきませんが、星が透けて見えるのでオーロラとわかります。



アーチが一層はっきり見えてきます。写真では左半分しか写っていませんが、実際にはこれと同じ規模のものが右側にもあり、北西〜北東の広い範囲を虹のように覆っています。



アーチの一部に「ゆらぎ」が現れ、次第にカーテン状に変化してゆきます。「ゆらぎ」ではなく、端または中心が途切れ、まくれあがるような変化をする場合もあります。



光度と大きさ(地上からの最高高度)を増し、爆発的に成長します。発生から30〜1時間かかります。赤い部分は肉眼ではほとんど見えません。



更に成長すると、カーテンが二重、三重になることがあります。最もオーロラらしくなった瞬間です。このように見えるのは5〜10分間です。



形が崩れ、次第に光度も下がります。この後消滅する場合もありますが、最初のアーチ状にもどって、再び成長する場合もあります。